文字

  園内イベント > 平成の「生れ出づる悩み」展 2017

園内イベント平成の「生れ出づる悩み」展 2017

 作家・有島武郎の代表作とされる小説『生れ出づる悩み』。この作品は、青年時代の木田金次郎が、自らの境遇や絵画制作を続けるか否かに悩んでいる時、偶然に札幌・豊平河畔の有島の住まいを見つけて、訪問したことがモデルとなった小説です。木田は、この運命的な出会いをきっかけとして、有島の励ましを受けながら、郷土・岩内の自然と深く対峙して画業を極めていきます。
 この交流から100年を記念して、2010年に『平成の「生れ出づる悩み」2010』コンテストが開催されました。その後、コンテストは2012、2014年にも開催され、今回が4回目となります。このコンテストは、有島武郎、木田金次郎をそれぞれ顕彰する両館をはじめ、有島と木田の出会いの場となった旧有島家住宅が移築されている北海道開拓の村、有島武郎旧邸が移築されている札幌芸術の森という、小説『生れ出づる悩み』にゆかりの深い文化施設がタッグを組んで開催し、有島や木田の精神を現代に継承しています。
 このコンテストは、35歳以下を対象としており、最大の特徴は、作品を含む作家活動の審査に加えて、若手芸術家が抱いている制作に対する考え、また制作や発表にまつわる悩みといったテキストも審査対象となっていることです。このことによって、優れた「作品」とともに、応援していきたい「若手芸術家」を選ぶコンテストともなっているのです。

 

出品作家:Ochiro / 高間 鈴音 / 池田 さやか / 坂 泰奈 / 酒森 夏海

 

コンテスト審査員:伊藤 大介(有島記念館主任学芸員) / 岡部 卓(木田金次郎美術館学芸員) / 河野 敏昭(滝川市美術自然史館学芸員) / 古道谷 朝生(網走市立美術館館長) / 佐藤 康平(元札幌芸術の森美術館学芸員) / 細川 健裕(北海道開拓の村学芸員)

平成の「生れ出づる悩み」展 2017

会期
2017年6月3日(土)~6月25日(日)
時間
9:45~17:30(最終入場17:00)
会場

有島武郎旧邸

 

観覧料
無料
休館日
会期中無休
主催
平成の「生れ出づる悩み」実行委員会(有島記念館・木田金次郎美術館・一般財団法人北海道歴史文化財団・公益財団法人札幌市芸術文化財団・北海道新聞社)

関連情報

一覧に戻る