10月6日開幕の「札幌美術展 五十嵐威暢の世界」に先駆けて、滝川出身のデザイナー・彫刻家の五十嵐威暢によるインスタレーション作品を先行公開。
「天と地のエネルギー」、「即興と偶然と記憶」をテーマに、美術館中庭および渡り廊下に作品を展開します。
作品のすがたは、太陽や風、天候などを反映しながら刻一刻とうつりかわります。
右図:「無意識の庭」展示風景(2018年7月)撮影:酒井広司
五十嵐威暢《ふわふわ》施工風景 撮影:酒井広司
五十嵐威暢《ころころ》制作風景 撮影:酒井広司
五十嵐 威暢 Igarashi Takenobu
1944年北海道滝川市生まれ。多摩美術大学卒業後、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)大学院修士課程修了。グラフィックデザイナーとして活動していた1970年代半ば、アクソノメトリック(透視)図法によるアルファベット作品を発表し、世界的に注目される。千葉大学、UCLAで教鞭をとったほか、多摩美術大学二部学科長及び第9代学長を務め、現在、同大学名誉教授。
代表作はニューヨーク近代美術館(MoMA)をはじめ、世界40カ所以上の公立美術館に永久保存されている。外務大臣表彰、勝見勝賞、毎日デザイン賞特別賞、IFデザイン賞、グッドデザイン賞など受賞多数。
現在、北海道新十津川町のアトリエ「かぜのび」を拠点に、主にパブリックアートの制作を続けている。
協力:株式会社中川ケミカル
本展出品作品《ふわふわ》の制作にあたり、株式会社中川ケミカルさまにご協力いただきました。
本作は、株式会社中川ケミカル製 透明色装飾用シート IROMIZU W-50icを使用しています。