公開日:2025年3月21日(金)
狛犬や龍などの神獣を描く現代アーティスト小松美羽(1984- )。
独自の死生観を繊細な線でとらえた銅版画からキャリアを開始した小松は、現代アートの最前線であったニューヨークでの体験を経て、やがて大型の絵画制作へと移行します。以降、小松は祈り、制作することを真摯に問い続けてきました。作品は大英博物館をはじめ国内外の美術館で収蔵され、近年では立体作品やパブリック・アートの制作と、その活動はますます拡張しています。
「神獣たちは、祈り祈られ祈る我々を見守っている。多くの国を旅しながら感じたのは、文化や言葉が異なっていたとしても共通に存在する祈りという形に、私の霊性は何度も突き動かされ続け、創造へと導かれている」――小松は「霊性」という視点から、宇宙や精神世界を含む森羅万象に宿る力を顕現させ、調和させることを試みます。価値観が多様化し社会が一層流動性を増す現代において、小松が紡ぎ出す〈祈りのかたち〉は、より切実さをもって捉え直すことができるでしょう。
本展では小松の代名詞である神獣を核に、各地の民話や伝説を図像化した連作、独自の宇宙観による大型作品、そして北海道の風土から想を得た新作をふくむ約70点を展観します。
展覧会公式HP
https://stv.jp/event/miwa-komatsu/
前売券販売所
公式オンラインチケット(イーティックス)、札幌芸術の森美術館、道新プレイガイド、札幌市民交流プラザチケットセンター、セイコーマート(セコマコード:D25070503)、ローソンチケット(Lコード:12574)、チケットぴあ(Pコード:687-205)、教文プレイガイド、大丸藤井セントラル(3階アートのフロア)
【販売期間】2025年4月19日(土)~7月4日(金)
※セイコーマートは6月28日(土)までの販売
出品作品
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《雪の日、エゾオオカミのスピリット達の呼びかけにたくさんの仲間たちがやって来たよ》 2025年 アクリル、 キャンヴァス 作家蔵 |
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《六道輪廻》 2011年 銅版、紙 作家蔵 |
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《ベネチアの街灯の光、水面に映るシーライオン》 2019年 ミクストメディア、アクリル、キャンヴァス 個人蔵 |
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《白龍 赤龍》 2024年 アクリル、キャンヴァス 個人蔵 |
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《天地の守護獣》2015年 有田焼 作家蔵 |
画像提供:株式会社風土
先行開催
■小松美羽 ライブペインティング
日時:2025年6月14日(土)
会場:札幌芸術の森野外美術館
詳細は後日お知らせします。
関連事業(随時更新)
■小松美羽 サイン会
日時:2025年8月23日(土)、8月24日(日)
詳細は後日お知らせします。
■学芸員によるギャラリーツアー
学芸員が展示室をめぐりながら展覧会の見どころをご案内します。
日時:2025年8月3日(日)、8月11日(月・祝) 各日14時~(約40分)
会場:札幌芸術の森美術館 展示室
申込不要、参加無料(当日有効の観覧券が必要)
*希望者多数の場合は参加人数を制限させていただく場合がございます。
ミュージアムショップ「ポレール」
ここでしか買えない展覧会オリジナルグッズを多数ご用意しています。
※画像はイメージです。実物はデザイン、仕様が一部異なる場合がございます。