公開日:2023年6月26日(月)
更新日:2023年11月1日(水)
金魚に魅せられ、創作を続ける美術作家・深堀隆介。
透明樹脂にアクリル絵具で何層にも重ねて描く「2.5Dペインティング」とも称される斬新な技法により立体感のある金魚を作り出してきました。その作品は、まるで目の前に水があり、命ある美しい金魚が泳いでいるかのような迫真性を観る者に与えます。
水面(みなも)の揺らぎの中にあるのは虚か実か、幻か現か。深堀は自身の作品をまるで生きているかのように「見せる」一方で、それが命を持たない絵具の積層であるという事実に正面から対峙します。深堀の作品には、幻影と物質の同居というリアリズムにおける根源的な命題が横たわっているのです。
本展では初期の立体作品から、絵画、映像、大規模なインスタレーションなど新作を含む作品約300点を一挙ご紹介。深堀が一貫して取り組んできた金魚の造形にあらためて光をあて、描くこと、リアルであることに対する作家の思想に迫る展覧会です。
虚実の狭間をたゆたうように私たちを誘う、<金魚繚乱>の世界をご覧ください。
当日券情報
美術館券売カウンターのほか、以下の場所で当日券を取り扱っています。
展覧会公式ホームページ、道新プレイガイド、札幌市民交流プラザチケットセンター、セイコーマート(セコマコード D23091604)、ローソンチケット(Lコード12080)、セブンチケット(セブンコード 101-461)、チケットぴあ(Pコード686-525)、イープラス
※セイコーマートでの販売は11/16(木)23:59まで
深堀隆介 Riusuke Fukahori
1973年愛知県生まれ、1995年愛知県立芸術大学美術学部デザイン・工芸専攻学科卒業。制作に行き詰まりアーティストを辞めようとした時、部屋で7年間粗末に飼っていた一匹の金魚に初めて魅了され、金魚を描きはじめる。独自の超絶技巧によって国内外で高い評価を受けている。
出品作品
関連事業(随時更新)
■ライブペインティング 終了
日時:2023年9月16日(土)14:00~(約60分、開場13:30)
会場:札幌芸術の森アートホール アリーナ
出演:深堀隆介(本展出品作家)
定員:200名(先着順、観覧無料)
■深堀隆介 図録サイン会 終了
日時:2023年9月17日(日)①11:00〜、②13:00
会場:札幌芸術の森美術館ロビー
定員:各回30人(先着順、参加無料)
※当日9:45から会場の特設売店で整理券を配布します。
作家がサインするのは本展覧会図録に限ります。
図録は会場の特設売店でお買い求めください。
■特別講演会 終了
日時:2023年9月18日(月・祝)13:30〜(約60分、開場13:00)
会場:札幌芸術の森アートホール 大練習室
出演:深堀隆介(本展出品作家)
定員:80名(先着順、観覧無料)
■学芸員によるギャラリーツアー
担当学芸員が展覧会のみどころをご紹介します。
日時:2023年10月21日(土)、11月11日(土)14:00~14:30
会場:札幌芸術の森美術館 展示室
参加無料(ただし当日有効の観覧券が必要)
※希望者多数の場合は参加人数を制限させていただく場合がございます。
■体験!金魚すくい 終了
夏まつりでおなじみの「金魚すくい」。金魚すくいのプロたちが、誰でも上手にすくえるコツを教えます!
- 日時 :2023年10月28日(土)、29日(日) 11:00~16:00
- 会場 :札幌芸術の森・陶工房ワークショップルーム(美術館から徒歩1分)
- 参加料:1回100円
- 協力 :北海道金魚すくい競技連盟
※金魚はお持ち帰りいただけません。
■キッチンカーコーナー
美術館前の広場にキッチンカーが出店します。
- 日時:会期中の土・日、祝日 ※10/1(日)を除く
- 会場:札幌芸術の森美術館 入口前広場
同時開催
■クラフトワークショップ「七宝焼で金魚をつくる」 終了
①
日時:2023年9月23日(土・祝)10:00~13:00
会場:クラフト工房 小制作室
講師:芸術の森専門員
対象:小学4年生以上
定員:15名
料金:2,800円
受付:再受付中(先着順)
※定員に達し次第キャンセル待ち受付
詳細・お申込みはこちらから!
②
日時:2023年10月21日(土)10:00~13:00
会場:クラフト工房 小制作室
講師:芸術の森専門員
対象:小学4年生以上
定員:15名
料金:2,800円
受付:ネット予約/9月1日(金)~9月20日(水)17:00
※応募多数時は抽選
詳細・お申込みはこちらから!
問い合わせ先:クラフト工房(011-592-4122)