公開日:2023年11月1日(水)
更新日:2024年6月17日(火)
神奈川県を拠点に活動する画家・遠藤彰子(1947-)は、「人間の存在」や「今生きている実感」といった普遍的なテーマを描き続けています。
寄り集まる人々、ひしめき合う建造物、芽吹き広がる植物や大樹など、多くのモチーフが画面いっぱいに描かれ、エネルギーに満ちた作品世界を構築しています。500号(約2.5×3.3m)を超える大作は、人々の営みや自然の驚異が細部まで丹念に描き込まれており、観る者を躍動的な物語の中へ引き込みます。
本展では、約80点の作品を通して半世紀にわたる画業を辿ります。身の回りの環境や出来事を題材にした初期の「楽園シリーズ」、画家として飛躍のきっかけとなった「街シリーズ」、そして最大で約3.3×7.5mにも達する「大作シリーズ」を中心に、立体作品や新聞連載小説の挿絵など、これまでの広範な活動の軌跡を一挙にご紹介します。
めくるめく物語が繰り広げられる遠藤彰子の作品をこの機会にぜひご覧ください。
遠藤彰子/画家
1947年、東京都生まれ、神奈川県在住。
1969年、武蔵野美術短期大学卒業。1986年、安井賞受賞。同年、文化庁芸術家在外研修(インド)。
2007年、芸術選奨文部科学大臣賞受賞。2014年、紫綬褒章受章。2023年、毎日芸術賞受賞。
作品紹介
1970~ 楽園シリーズ
幼少期から絵を描くことが好きだった遠藤は、大学卒業後に本格的に画家を志すようになりました。
絵を描くこと自体を楽しんでいた頃の初期作品を辿ります。
1977~ 街シリーズ
社会全体を取り巻く時代の変化が絵の中に現れるようになります。
モチーフを重層的に配し、複雑に構成された作品によって次々と受賞を重ね、現代を代表する画家としての地位を確立していきます。
1989~ 大作シリーズ
1989年に《みつめる空》で500号サイズの作品に挑み、やがて「生と死」「光と闇」といった根源的な主題が大画面に展開していきます。
オリジナル缶バッジをプレゼント!【終了しました】
GW特別企画として、 4/27(土)より各日個数限定でオリジナル缶バッジを先着配布します!
*絵柄は選べません
*なくなり次第配布を終了
*招待券、団体観覧をご利用の方は対象外です。ご了承ください。
関連事業(随時更新)
■画家によるギャラリーツアー【終了しました】
日時:2024年4月6日(土)10時~11時
会場:札幌芸術の森美術館 展示室
講師:遠藤彰子
料金:参加無料(ただし当日有効の観覧券が必要)
申込:不要(直接会場へお越しください)
※希望者多数の場合は参加人数を制限させていただく場合がございます。
■遠藤彰子ワークショップ ※定員に達したため、申し込みは締め切りました※
遠藤彰子氏を講師にむかえ、好きな画材で「自画像を描く」ワークショップを開催!
制作した作品はお持ち帰りいただけます。
日時:2024年5月11日(土)13時30分~16時30分(3時間)
※13時受付開始
会場:佐藤忠良記念子どもアトリエ(札幌芸術の森野外美術館内)
講師:遠藤彰子
対象:小学生以上(小学生は保護者の付添が必要)
定員:20名
料金:2,200円(材料費・税込)、当日支払(現金のみ)
■学芸員によるギャラリーツアー
担当学芸員が展覧会のみどころをご紹介します。
日時:2024年5月4日(土)、6月1日(土)14時~(30分程度)
会場:札幌芸術の森美術館 展示室
申込:不要(直接会場へお越しください)
参加無料(ただし当日有効の観覧券が必要)
※希望者多数の場合は参加人数を制限させていただく場合がございます。