砂澤ビッキ(1931-1989)は、旭川に生まれ、独学で彫刻や絵画を学び、阿寒湖畔や鎌倉、札幌で活動をしました。1978年からは音威子府の旧小学校をアトリエ兼住居とし、《四つの風》(1986年、札幌芸術の森野外美術館設置)に代表される神秘的でダイナミックな木彫作品を制作しました。
本展では、札幌芸術の森美術館で2018年から継続している調査研究活動「砂澤ビッキアーカイブ」の最新情報を、素描や彫刻の小品をまじえながら紹介します。
図版:砂澤ビッキ《午前3時の玩具》1987年 札幌芸術の森美術館蔵(撮影:佐藤雅英)