近年、若手の陶芸家たちによって、土と炎による新たな表現が果敢に試みられています。
形態を極度に洗練させたり伝統的技法の新たな援用をみせるもの、また過剰ともいえる
装飾を取り入れたり、それとは逆に素材の物質性を強調するものなど、用の美を
湛えながらも、それを超えた多彩な表現が生まれているのです。その胎動は近年になって、
北海道においても顕著になっているといえるでしょう。本展は、現在注目される道内外の
気鋭の若手陶芸家たち17作家の土と炎による新な試みに焦点をあて、現代陶芸の魅力を
探りながら、これからの陶芸の未来を展望するものです。
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出品作家
植葉香澄、高橋奈己、戸田浩二、中田雅巳、星野友幸(以上道外)
井川ゆきな、大石俊久、金子しおり、北川智浩、工藤和彦、中島 勇、
中村敏美、深田健介、前田育子、増原嘉央理、三上慶耀、三津和広
(以上道内)計17作家