○作品のアピールポイント
器に余白やリズムを持ち、そこから想像の広がる詩や物語を思い起こすような陶器の制作を目指しています。
○制作するうえでのこだわり
手びねりや轆轤成形を中心として、線を均質にし過ぎないように意識して成形しています。
有機的な線でできる手跡の残った積層に、地層の積み重なりの時間をみています。
Message
暮らしに手間をかけられることは現代では一部の人に限られた贅沢のように感じることがあります。
暮らしを大切に作ることはより生を味わいたい、共に暮らす人の健やかさや幸せを願う祈りに通じていると思っています。
shizuka komuro
共働きの両親の元で育ち、家事を手伝う中で暮らしを作ることに楽しさを感じていました。
その後国内外を旅するようになり、異郷の人たちがどんな暮らしをしているのかとても興味を持ちながら過ごしていました。
そのなかで過酷な状況にいるように見えても、土台に裏打ちされた伝統や様式のある食や暮らしを持つ人はとても力強く生きているように感じました。
同時期に吉本ばななさんの著作でイタリアには「スタイル」があり、日本にもそれが欲しいという視点に出会い、人に尊厳をもたらしているのはこれだと膝を打ちました。
陶芸は命に直結する職から始まるスタイルを作ることができると思いました。
その頃日本舞踊を始め、型のある自由さや柔軟さ、心体感覚を通して心が変わっていくのを日々体感し、手から作り出したものは人に想いを伝えるのでないかと思いながら道を探っています。




