工房名:がたんごとん
○作品のアピールポイント
中津箒は、明治ごろより神奈川県愛甲郡愛川町中津にて作られはじめました。
国産、自社生産のホウキモロコシのみを用いた、伝統的な製法で作られた箒です。
○制作するうえでのこだわり
穂先をほぼ切らず、一本一本揃えて作るため柔らかく、しなやかな穂先が特徴です。
天然染料で染めた糸で、堅牢に編み込まれているので、とても丈夫にできています。
Message
かつては、柔らかい穂先を座敷に使い、穂が削れて短くなるにつれて板の間→土間→庭と、外に降ろしていきました。
上手に使い減らしていけば、とても長持ちする道具です。
shinzi YOSHIDA
1984年生まれ。東京・練馬にて育つ。
2007年より株式会社まちづくり山上にて、神奈川県で明治から伝わる中津箒作りを開始。
制作、展示会、ワークショップ、講演、執筆などマルチに行う。
現在、北海道小樽市を拠点に活動。
2021年より小樽市塩谷にてアトリエショップ「がたんごとん」を構える。
株式会社まちづくり山上 中津箒 つくり手主任。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒業。
主な受賞に、第51回ちばてつや賞佳作、9th SICF準グランプリ、2011年より日本民藝館展入選など。
LEXUS NEW TAKUMI PROJECT 2017年度匠神奈川代表。
2021年度日本民藝館展協会賞受賞。
2025年『手仕事というもくろみ 暮らしを編み直す』(ブルーブラックカンパニー)刊行。