球体のパレット、とは?
多種多様な人々が暮らすこの地球。
それは、さまざまな「色」が隣り合い、混ざり合う絵の具のパレットのようです。
現代美術とは、いわば、この「球体のパレット」から色をすくい取って、地球上で起きている現在を表現しているものとみなし、本展をそう名付けました。
タグチ・アートコレクション
その多様でフレッシュな現代美術を、私的嗜好に偏ることなく、市場の趨勢に敏感に反応しながら蒐集しているのが実業家の田口弘氏とその長女の美和氏です。
その蒐集に傾ける熱量と等しく、広く展示・公開にも注力するのが、このコレクションの大きな特徴でもあります。
今を時めく現代美術が一堂に会するまたとない機会
父娘二代に渡って築かれた、今では470点を数える「タグチ・アートコレクション」から、アジア、アフリカ、ヨーロッパ、北中南米の16カ国52組による絵画、版画、写真など平面作品55点、彫刻、インスタレーションなど立体作品9点、映像作品2点、総計66点を厳選し、紹介します。
そのほとんどが初公開!
ポップアートの旗手ウォーホルから、
ストリートアートの先駆者キース・ヘリング、
虚実ないまぜの体験を呼び起こさせるハンス・オプ・デ・ビーク、
マルチプルな宗教体験をもとに世界を描くラキブ・ショウ、
そのほか、グローバルにアートマーケットを賑わす若手作家に至るまで、
世界中の現代美術がひとところに凝縮した鮮度の高い展覧会となっています。
また、三笠市出身のアーティスト・川俣正の作品や、
上川町出身のスキージャンプ選手の高梨沙羅をモティーフとした作品など、
北海道にゆかりある作品も出品されます。
出品作家 *国順不同、同国内は生年順
草間彌生、オノ・ヨーコ、杉本博司、森村泰昌、川俣正、大竹伸朗、奈良美智、鴻池朋子、村上隆、丸山直文、杉戸洋、塩田千春、照屋勇賢、名和晃平、鈴木ヒラク、淺井裕介、大庭大介、ムン・ギョンウォン&チョン・ジュンホ(韓国)、ジン・メイヤーソン(韓国)、N・S・ハルシャ(インド)、ラキブ・ショウ(インド)、トゥクラール&タグラ(インド)、タル・アール(イスラエル)、ミリアム・ハダド(シリア)、エリアス・サイム(エチオピア) 、ジュリアン・オピー (イギリス)、マーク・クイン(イギリス)、ダミアン・ハースト(イギリス)、ナイジェル・コーク(イギリス)、リネッテ・イアドム=ボアキエ(イギリス)、トーマス・ルフ(ドイツ) 、エリック・シュミット(ドイツ) 、ジャナイナ・チェッペ(ドイツ)、ハンス・オプ・デ・ビーク(ベルギー)、セクンディーノ・エルナンデス(スペイン)、ジョアン・マリア・グスマン&ペドロ・パイヴァ(ポルトガル)、ゲルト&ウーヴェ・トビアス(ルーマニア) 、アンディ・ウォーホル(アメリカ)、キース・ヘリング(アメリカ)、ロブ・プルイット(アメリカ) 、マシュー・バーニー(アメリカ)、ウェンディ・ホワイト(アメリカ)、エミリオ・ペレス(アメリカ)、ベンジャミン・バトラー(アメリカ) 、ライアン・マッギンレー(アメリカ)、ケヒンデ・ワイリー(アメリカ)、ヴィック・ムニーズ(ブラジル)、大岩オスカール(ブラジル)、オスジェメオス(ブラジル) 、マリナ・レインガンツ(ブラジル)、ヴァルダ・カイヴァーノ(アルゼンチン)、ダリオ・エスコバール(グアテマラ)
前売券販売
道新プレイガイド、チケットポート、NHK文化センター札幌教室、札幌市教育文化会館、札幌市民交流プラザチケットセンター、札幌芸術の森美術館
前売券販売期間:9月14日〜11月18日
※販売終了いたしました。
本展図録記載情報の訂正
※本展覧会の図録『タグチ・アートコレクション 球体のパレット/Globe as a Palette』は、北海道内の主要書店およびamazonでも販売されています。なお、本書所収の解説文および作品の情報に下記のとおり誤りがありました。お詫びして訂正致します。
p.113 作品番号23 解説文最終段落
(誤) なお、本作は、タグチ・アートコレクションの前身に当たるミスミコレクションの創始者、田口弘氏が初めて購入した記念すべき一作である。
(正) なお、本作は、タグチ・アートコレクションの前身に当たるミスミコレクションの創始者、田口弘氏が初めて購入した記念すべき一作である。※この段落削除
p.75, p.126 作品番号35 技法・材質
(誤) oli on canvas
油彩、キャンヴァス
(正) oil on wood
油彩、板
Facebook, twitter, instagram
展覧会の詳細は札幌芸術の森美術館のfacebook、twitter、instagramで随時ご紹介します。
◆本展関連企画のお知らせ
SIAF2020スペシャルギャラリーツアー
札幌国際芸術祭2020の関連企画として「球体のパレット」展をナビゲーターと一緒に鑑賞するツアーを行います。
あわせてトークイベントも開催!
詳細、お申込みは下記リンクからご参照ください。
SIAF2020スペシャルギャラリーツアーVol.2 札幌芸術の森美術館
コンテンポラリージュエリーづくり
クラフト工房にて、関連ワークショップを2020年1月12日(日)に開催いたします。
詳細、お申込みについては下記リンクをご参照ください。
※本ワークショップは中止となりました。
予めご了承ください。
純銀のコンテンポラリージュエリーづくり