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北海道の織は、古くはアイヌのアットゥシ織に始まり、養蚕や製糸、ホームスパンと、北海道の歴史を背景にさまざまな変遷を辿ってきました。
現在、ホームスパンは下火となりましたが、札幌で100年続く札幌手織の工房や、旭川に生まれた優佳良織などが北の風土を反映した作品を生み出し、さらに二風谷ではアイヌ工芸の伝統を継承したアットゥシ織がくり広げられています。
このほか現在では道内の個人の織作家も増えており、個性的で現代的な織が多彩に試みられています。
本展はこうした北海道における「北の織の世界」を数多くの作品と資料によって概観し、北海道に生まれた織の歴史とその成果を検証するものです。