札幌農学校初代教頭であるウィリアム・スミス・クラーク(1826-1886)は、わずか8か月余りの札幌滞在のなかで、次代の北海道を担う後進の育成、アメリカ式農業の導入など、北海道開拓の礎を築いた。クラークが別れの際に農学校の職員・学生に向けて述べたとされる「Boys, Be Ambitious(青年よ、大志を抱け)」という言葉は、青年の生きる指針として広く知られることとなった。そうした功績を称えるべく、北海道大学、さっぽろ羊ヶ丘展望台にはクラークの肖像彫刻が複数設置されている。
本展ではさっぽろ羊ヶ丘展望台に設置されている《丘の上のクラーク》の石膏原型(札幌芸術の森美術館蔵)をはじめ、関連資料を展示し、北海道でのクラークにまつわる歴史をひも解く。
札幌芸術の森美術館予告:札幌芸術の森美術館所蔵品展 W. S. クラークの像
- 会期
- 2025年4月19日(土)~6月22日(日)
- 時間
- 4、5月は午前9時45分~午後5時、6月は午前9時45分~午後5時30分(入館は閉館の30分前まで)
- 会場
札幌芸術の森美術館 B展示室
- 観覧料
- 無料
- 休館日
- 2025年4月21日(月)、4月28日(月)
- 主催
- 札幌芸術の森美術館(札幌市芸術文化財団)
お問い合わせ
札幌芸術の森美術館(TEL 011-591-0090)
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