この体験版における新作問題の作成は、芸森の若手女性職員2名に委ねられました。1人は本編にも関わる担当者、もう1人は今回が初登板です。謎解きにかかる所要時間を30分〜1時間程度と設定し、難易度はEASYレベルに設定。でも大人の方でもお楽しみいただけるよう、最後の問題は選択問題とし、参加者様によっては少し解きごたえのある難易度を選べるように、というお題を企画主担当から出しました。
クロスワードを用いた問題 |
スプリングフェスタ景品用の謎解き蒸しパン(右上) |
完成したオリジナル問題は、本編の内容を体験できるよう、クロスワードが登場したり、ブラックライトを利用した仕掛けを用いて制作。会期が1日限定であることを活かし、特定の場所に行くと、実際にファントム(の格好をした職員)が立っているといった演出が施されました。このファントムは最後の問題を配る役。各参加者から難易度の希望を伺い、それに応じて異なる問題用紙を手渡します。
追加問題用紙の難易度を選んでもらうファントム |
選択する問題よってはクリップペンシルを使った新謎も出現 |
なお、先述したブラックライトの仕掛けは、体験版では問題用紙に仕込んでおります。問題用紙に光を当てると、特定の文字が浮かび上がる仕掛けです。ここでも、一日限りのイベントということで用意するキットの数も多くはないことから、ブラックライトインクは問題用紙一枚一枚に手作業で塗布するという力技で製作いたしました。
ブラックライト塗料を塗布し、乾燥中の問題冊子
先述の通り、残念ながら当日は雨。野外美術館内に立っているファントム役の職員も、コート下にホッカイロを複数忍ばせるほど寒い日となりました…。しかし、それでも248名の方々がご参加下さいました。お足元が悪い中、ご参加いただきました皆様、誠にありがとうございました。
前へ |