ストーリー前半では行方不明の彫刻を探すことに |
ストーリー後半で登場する宿敵ファントム |
企画制作の主担当は札幌芸術の森管理課の2名の職員。ストーリーは彫刻が暮らす世界『隠された庭』に迷い込んだ人間であるキミ(参加者自身)が主人公であることを土台とし、まずは各担当それぞれでオリジナルのストーリーを考えることとしました。お互いの案を出し合ったとき、ひとりは行方不明の彫刻を探し出し、最後にその彫刻と友だちになるというハートウォーミングストーリーを、もうひとりはファントムという魔術師から彫刻たちの世界を救う冒険物語を提案。どちらも、夏休み中の出来事であることをイメージして考えたものでした。両極端な2つのストーリー案であったことから、2つを1つに融合するより、ストーリーを大きく2部構成とし、前段で彫刻探しと友情物語を、後半でその友達になった彫刻を助けに行く冒険物語に転換するようにしました。その結果、彫刻探しをするEASYのストーリー(Chapter 1)に続き、NORMALとHARDでファントムが登場する冒険ストーリー(Chapter 2~3)が展開されることとなりました。ご参加された皆様の中には、NORMALから雰囲気が変わったな、と感じられた方もいらっしゃったかもしれません。
友だちを助けるため、二度目に『隠された庭』に訪れる主人公のキミ(NORMAL)
ちなみに、『ファントム』という、この謎解きシリーズのキャラクターは、実は2018年の4月(謎解き開催前)に開催した芸森スプリングフェスタで原型となるキャラクターが初登場しています。手元にあったレインコートと紙製の仮面で作ったこのキャラクターはスプリングフェスタではスタンプラリーのスタンプを押したり、他のスタンプ台の場所を教えてまわる親切なキャラ。でもその風貌から、子どもたちに怖がられる様を目撃し、謎解きの担当者がぜひ悪役に起用したいと考え、この隠された庭からの脱出で『ファントム』という名前で再登場する運びとなりました。
スプリングフェスタで登場したキャラクターと当イベントのファントム
芸森スプリングフェスタでスタンプを押すファントム原型 |
気さくに手をふるファントム原型 |
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