雪あかりの祭典・有島邸ライトアップ

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しずく型のアイスキャンドルで装飾された有島武郎旧邸

 

芸術の森地区の地域のお祭りである『雪あかりの祭典』。札幌芸術の森では例年しずく型のアイスキャンドルを点灯する『キャンドルの小路』を開催しております。2020年は新たに有島武郎旧邸をライトアップ。大正浪漫を感じるノスタルジックな雰囲気を雪あかりの祭典に取り込みました。企画当初は時代を感じる雰囲気を重視し、建物そのものを照らす光色は電球色を予定しておりましたが、点灯試験にて昼白色も試したところ、昼白色の方が邸宅の白い縁取りと紅色の壁面が美しく際立ったため、写真にあるように当日は白色光でライトアップいたしました。あわせまして、この年制作したアイスキャンドルの中でも特に形が整ったものをこの有島邸の周辺に多く配置し、この歴史的な邸宅を装飾させていただきました。当日お越しになられた方々には、邸宅から流れるBGMとともに、非日常的な空間をお楽しみいただいていれば幸いです。

 

有島ライトアップの看板 雪囲いもライトアップ

左:光る看板はカッティングシートなどを用いて独自制作したもの

右:北国の和風庭園を思わせる雪囲いは暖色系にライトアップ

 

クリスタルのようなキャンドル 遠景の有島邸

左:中央のキャンドルは今年最もきれいに制作できたもの。まるでクリスタルのようでした

右:遠景の有島邸。撮影地点には三脚を設置したカメラマンが多数いらっしゃいました

 

アイスキャンドルは暖冬の影響もあり、例年より少なめながら約300個を用意。これは芸術の森の園内で制作したものです。中に入れる光源はこれまでのロウソクに加え、令和元年度10月に開催した『ひかりの森の美術館』で得た資材や経験を活かし、新たにカラーLEDも使用、これまでにない新しいアイスキャンドルの見せ方を試みました。

 

image1-2 ブルーカラーのキャンドル

左:園内で制作したキャンドル第一号。先端まできれいに仕上がりました

右:有島邸の前に配置されたブルーカラーのアイスキャンドルは今年初の試み

 

有島邸の他にも、芸術の森美術館前庭にある五十嵐威暢《komorebi》や正門付近にそびえる伊藤隆道《空と地の軌跡》もライトアップされました。そのほか、まるで林の中の住人のように、園内の木々の間に配置されたしずく型アイスキャンドルが、しずかにその炎を揺らめかせます。ところどころにカラーLEDを背景色として点灯することで、ロウソクのあたたかな光色が際立つように配慮いたしました。

 

こもれびとキャンドル ブルーカラーの空と地の軌跡

左:《komorebi》は内側をグリーンにライトアップし、隙間から見える模様を際立たせました

右:底面がブルーに彩られた《空と地の軌跡》は美しい金属反射をお楽しみいただけます

 

青い背景とアイスキャンドル _DSC3671

左:木々の合間のアイスキャンドルはまるで林の中の住人のよう

右:ブルーに照らされた背景の中に浮かびあがる橙色のアイスキャンドル

 

雪あかりの祭典プロモーションビデオへのリンク画像

今年はPVも公開。画像をクリックすれば再生いただけます。

※映像は2019年開催時のものとなります。

 

 

 

 当日は他にも多様なイベントを実施いたしました。詳細は

雪あかりの祭典(2020)イベントページ

 

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