北海道の粘土や岩石、白樺などの木灰などの素材を駆使して作品を仕上げています。
地道にオリジナルな手法を探求する努力と日本の陶芸史から逸脱しない北海道の陶器を目指す姿勢を意識しています。
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陶器は吸水性があり、シミになります。また、磁器や金属と違って壊れやすいです。
ただ、丁寧に扱えば陶器は長年使うことができます。しかも作者が思いもかけない程に味わい深くもなります。
あなたと同じ時間を過ごす品物としてご愛用いただければ幸いです。
kazuhiko KUDO
1970年神奈川県生まれ
1988年信楽焼作家神山清子先生、神山賢一先生に内弟子として師事する。
1991年滋賀県内の福祉施設で作られたアウトサイダー・アートに興味を持ち、福祉施設で陶芸の職業指導員となる。
1993年北海道剣淵町の福祉施設の開設に伴い、窯業の指導員として迎えられる。剣淵町の地元粘土に興味を持ち研究を始める。
1996年福祉施設職員を退職し、個人作家として独立。剣淵町に工房を設ける。
2001年当麻町に移住。木灰による釉薬、焼成温度と還元雰囲気を微妙に調整し「黄粉引」が完成する。
2002年東京六本木「サボア・ヴィーブル」にて個展。旭川市東山に移住する。旧旭川温泉の環境整備、改修を始める。
2003年うつわの全国公募展にて「黄粉引平片口鉢」が料理研究家の栗原はるみさんによって、「栗原はるみ」大賞に選ばれる。
2008年NHKにて工藤和彦の創作をドキュメンタリーで紹介される。(北海道内20分・全国15分)
2009年STV北海道札幌放送「Dアンビシャス」にて創作活動をドキュメンタリー放送される。
2013年ヨーロッパ最大の陶磁器の祭典Tupiniers du Lyon に日本人として初参加
2015年登り窯を完成させ、薪窯焼成を始める。
2016年NEWYORK『SARA』での展覧会に出品
2017年旧旭川温泉を「ウラヤマクラシテル」として命名し、ギャラリーを設ける。
2018年Hyatt House at Shiki NISEKO に 陶壁「原生」を制作し設置